時事・風刺編

世代の事件をテーマに描かれ、風刺を交えた物語の数々。 事件の中の知られざるドラマ、心理状態、ユーモア等などを藤子不二雄A得意のタッチで物語は展開し、 現代社会の歪みをブラックユーモアとして描く。

発売中 絶版


ひっとらぁ伯父サン(ひっとらぁおじさん)
「ヒットラー」はワーゲンビートルに乗ってある日突然やって来た。 ナチス・ドイツ総統「アドルフ・ヒットラー」のごとく振る舞う彼は、 アルコールを毒水と言って嫌い、肉は血液を不純にすると言って食べず、ワーグナーを好んで聞く。 また、ひっとらぁ伯父サンは子供たちを統率し「黒シャツ隊」を組織する。 そして徐々に町を独裁していく・・・。

初出 S44.4.1日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S46.8.30 朝日ソノラマ サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父サン』
S51.7.30 朝日ソノラマ ソノラマ漫画文庫『ひっとらぁ伯父サン』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H14.7.4 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第2巻

ひっとらぁ伯父サンの情熱的な日々(ひっとらぁおじさんのじょうねつてきなひび)
ひっとらぁ伯父サンはその信条を曲げる事なく現代の町中で自分を誇示し続ける。 その名も多くに知られていったが、やはり市民権を得る事が出来なかった。 そしてのら犬集団までも統率し反撃に出る。

初出 S46.1月号
虫プロ商事 COM
単行本 S46.8.30 朝日ソノラマ サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父サン』
S51.7.30 朝日ソノラマ ソノラマ漫画文庫『ひっとらぁ伯父サン』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H14.7.4 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第2巻


なにもしない課(なにもしないか)
そこではいっさい仕事をしてはいけない。自分のやりたい事だけをやっていればいい。 営業の第一線でバリバリ働いていた彼は、突如そんな課にとばされてしまった。 やる事の無い恐怖、罪悪感をユーモアを通して描く。

初出 S47.2月号
講談社 月刊現代
単行本 S63.7.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第3巻
H14.6.6 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第1巻


シンジュク村大虐殺(じんじゅくむらだいぎゃくさつ)
「1972.11.X.シンジュク」 その町はいつもと変わらぬ表情といつもと変わらぬ人々で溢れていた。 戦争帰りの兵隊はある暴力バーでの高額の請求書に怒りを覚える。 そしてライフル銃は乱射され、シンジュク村の人々はあっという間に虐殺されていった。 彼らは何のために殺されるかも分からず、彼らも何故彼らを殺しているのか分からなかった。

初出 S47.12.13日号 少年画報社 ヤングコミック
単行本 未収録


ハレムのやさしい王様(はれむのやさしいおうさま)
日本の経済成長は目を見張る物があった。 そしてその経済進出はアジアの国々にまで及んだ。 そんな急激な発展は、逆に誤った心を産み、弱者や不運な者の心を踏みにじってしまったのだ。 金にものを言わせ、間違った考え方を通そうとする日本人を風刺する。

初出 S48.3.10日号
実業之日本社 漫画サンデー
単行本 S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H14.8.8 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第3巻


五百億円の鼠(ごひゃくおくえんのねずみ)
沖縄本土復帰に伴い流通していたドルを円に両替するために、現金五百億円をつんだ輸送船が極秘のうちに沖縄を目指した。 その現金を狙う組織は、輸送船内部を混乱させようと爆弾入り?の生きた鼠を多数放った。 輸送船側はやむなく現金を他の船に移そうとするのだが・・・。

初出 S47.5.20日号 実業之日本社 漫画サンデー
単行本 未収録


制作・協力<すばる

川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1998.07.19- 最終更新日-2002.09.01-

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