ココロのスキマ編

どんな人間にも心にはスキマが空いている。 たとえ針の穴のようなスキマでも、ちょっとしたきっかけでそのスキマは増大し、 あっという間に手におえない程になってしまう。 そしてスキマを埋めるためには多大な代償を支払わなけらばならなくなる。
ココロのスキマ、お埋めしましょうか?

発売中 絶版


黒イせぇるすまん(くろいせぇるすまん)
友情を売るせぇるすまん。 いじめられ続けた男にとり付き、いじめた男への復讐の手助けをする。 しかしそれは手助けでも何でもなく、だだ彼が楽しんでいるだけであった。 復讐も程々にしないと自分も同じ運命をだどる事になる。

初出 S43.11.1日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S45.8.10 実業之日本社 ホリデーコミックス『黒イせぇるすまん』
S46.8.30 朝日ソノラマ サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父サン』
S51.7.30 朝日ソノラマ ソノラマ漫画文庫『ひっとらぁ伯父サン』
S51.8.15 立風書房 立風漫画文庫『黒イせぇるすまん』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第3巻


魔雀(まじゃん)
イカサマ麻雀で失敗し、 指を詰められた彼は二度と麻雀をしないと誓ったはずであった。 しかし、麻雀の下手なある人物を助ける為にまた牌を握る事になるのだが。 ちょっとした魔がさし固い決心はもろくも崩れる。人間とは弱いものだ。

初出 S45.1.13日号
少年画報社 ヤングコミック
単行本 S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻


恐喝有限会社(ゆすりゆうげんがいしゃ)
気の優しい彼であったが、 療養中の妻を持ち苦しい生活を立て直すために恐喝を商売に始めた。 しかしそんな闇の商売を始めたが最後、後戻りは出来ない。 優しさゆえに、自分を追い込んでいく。それで本当に人は喜ぶだろうか?

初出 S45.11.10日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S46.8.30 朝日ソノラマ サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父サン』
S51.7.30 朝日ソノラマ ソノラマ漫画文庫『ひっとらぁ伯父サン』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第3巻
H14.8.8 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第3巻


ブレーキふまずにアクセルふんじゃった(ぶれーきふまずにあくせるふんじゃった)
車の教習は下手な人にとっては苦痛である。 教官にいびられ馬鹿にされて。しかし、やっとの思いで卒業した時、もう教官もくそもない。 あとは仕返しが待っていたのだ。 がまんすればするほどストレスが溜まって行く。あまりストレスを溜めないように。

初出 S45.3.10日号
少年画報社 ヤングコミック
単行本 S46.8.30 朝日ソノラマ サンミリオンコミックス『ひっとらぁ伯父サン』
S51.7.30 朝日ソノラマ ソノラマ漫画文庫『ひっとらぁ伯父サン』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H14.7.4 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第2巻


諸芸百般道けわし(しょげいひゃっぱんみちけわし)
何の取り柄もない男が立ちあがった。 「空手」「英会話」「自動車教習所」と、他人に負けるまいと習い事を始めた。 しかし、そんなに一度に出来るものではない事は明白だった。 ココロのスキマに出来た一時の感情があだに。はやまった行動は泣きを見る。

初出 S46.1.25日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S63.7.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻


万年青(まんねんあお)
万年青(おもと)は自家栽培の愛好家を多く持つ鑑賞用植物であり、 すぐれたものには貴重な価値がある。 愛好家の少年は苦心して素晴らしい万年青を作り上げたのだが。 素晴らしい物は手に入れたい。そんなココロのスキマに宿る悪い心。

初出 S46.3月号
虫プロ商事 COM
単行本 S53.8.15 奇想天外社 奇想天外コミックス『ヒゲ男』
S63.7.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻
H14.7.4 中央公論新社 ChukoコミックLite『ブラックユーモア短篇集』第2巻


ダル男の物憂い日々(だるおのものういひび)
何をするのもだるくて昼間からカーテンを締め切り布団に寝そべる「ダル男」。 ある日昼間からクラブに連れていかれるのだが、 そこでお気に入りの女性を見つけ、その女性への客の嫌がらせに立ち上がるが痛い目を見る。 色気心があだになってしまった。所詮彼は布団に寝ているのがお似合いだった。

初出 S47.10.7日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S53.8.15 奇想天外社 奇想天外コミックス『ヒゲ男』
S63.7.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第1巻


一本道の男(いっぽんみちのおとこ)−「盲滅法の男」改題
素人麻雀でもツキにまかせて、勝ち続ける男がいた。 そんな彼に負けた男が逆恨みで彼を殺そうと襲い掛かるが、 そんな時もやはり彼はついていた。 逆恨みは良くない。何倍ものしっぺ返しがあなたに襲い掛かる。

初出 S48.2.14日号
少年画報社 ヤングコミック
単行本 S53.8.15 奇想天外社 奇想天外コミックス『ヒゲ男』
S63.12.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第2巻
H7.8.18 中央公論社 中公文庫『ブラックユーモア短篇集』第1巻


転べばベッタリ◎の上…(ころべばべったり◎のうえ)−「転べばベッタリ糞の上…」改題
徹底的についてない男がいた。賭け事をする度に負け、その支払いのツケは溜まる一方だった。 しかし競馬の予想が的中し全てがチャラになるはずだったが、 馬券を頼んだ相手は、やはり馬券を買っていなかったのだ。

初出 S48.3.28日号
少年画報社 ヤングコミック
単行本 S63.7.25 中央公論社 愛蔵版『ブラックユーモア短篇集』第1巻


制作・協力<すばる

川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1998.02.14- 最終更新日-2002.09.01-

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