
昭和32年、秋田書店・漫画王11月号別冊として発行される。
時間旅行という題材は、足塚不二雄名義であり初の少年誌連載である「四万年漂流」のエッセンスであり、重要な役割を担っていた。
この作品もそれが物語の根底にあり、中核をなしている。
そして四万年漂流のようなスリリングな冒険とは違い、現代の平凡な少年が科学の力によって活躍する夢物語に仕上げてある。
この路線は後の藤子作品の多くに引き継がれていく事となる。
この頃の藤子不二雄の連載は「ロケットくん」「タップタップのぼうけん」「しゃっくり丸」があり、
10月、11月、12月と2冊づつ描き上げた読切附録の中の1冊である。まんが道ではこの作品の紹介は無い。

[秋田書店・漫画王附録 電光豆剣士]
昭和32年11月1日発行。全48頁。
単行本未収録。
忍術に憧れる少年はひとりの怪しい老人と出会う。その老人は言う、君が猿飛佐助だと。
意味もわからず空き家だと思われていた建物について行くと、そこにはなんとタイムマシンがあった。
そして昔の日本へとタイムスリップするのである。
そこはまさに戦国時代、少年はタイムマシンと現代科学によって忍術を使う猿飛佐助と恐れられ、
歴史では負けたはずの軍勢を味方し戦いは優勢に、しかし…。そんな時タイムマシンは壊れ少年は現代へと戻されてしまったのだ。
川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com
新規掲載日-2003.11.08-
最終更新日-2003.11.08-
