バラとゆびわ

昭和30年、講談社・少女クラブお正月増刊号ふろくとして発行される。
別冊附録として64頁の依頼原稿という現時点で最大のボリューム。 昭和29年の10月30日に藤子不二雄の2人はトキワ荘に引っ越して来たばかりであったが、他の原稿依頼も殺到しており1ヶ月間部屋の明かりが消えなかったという。 「まんが道」では、表紙・裏表紙・登場人物紹介の本文以外の頁も全て紹介されており、途中1コマが省略されている事やセリフが一部変更されている以外はほぼ完全に読む事が出来る。 逆に附録の原本では印刷ミスと思われる3つの空白のふきだしに、「まんが道」だけのセリフが入っている。


[講談社・少女クラブ・ふろく バラとゆびわ]
昭和30年1月15日発行。全64頁。縦横約18cm角判。
単行本未収録(まんが道にほぼ全ての内容が掲載)。原作サッカレイ
みなしごの「ベチンダ」がその悲しい運命に耐え、ついに本当の幸せを得るまでの物語。 この国では王位の奪い合いがあり、「ギグリオ殿下」の父は王位を退いていた。 「バラ」を持つ「バルボ王子」と、新しい王様の娘で「ゆびわ」を持つ「アンジェリカ」の結婚により、バラとゆびわは急接近していた。 幼い頃に森で拾われ「アンジェリカ」の腰元として働く「ベチンダ」は、ある日その指輪を手にしてしまいこの国の騒動に巻き込まれて行く。 何故なら「ベチンダ」こそ王女にふさわしい人物だったからだ。


川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1999.02.12- 最終更新日-1999.02.12-

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