奇巖城

昭和32年、講談社・少年クラブ2月号附録の「探偵科学傑作漫画ブック」内に所収。ルブラン原作「奇巖城」の漫画化。
藤子不二雄が少年クラブで手がけた7作品は全て短編で、2作品は西部劇、5作品はミステリー・サスペンス的作品に分類され、 そのうち5作品は別冊附録という形で発表された。 本作品は3番目の別冊附録であり、怪盗アルセーヌ・ルパンと名探偵シャーロック・ホームズが登場する冒険ミステリーとして藤子不二雄風に見事に漫画化されている。
この頃の藤子不二雄は他に「ロケットくん」「あきれたあきおくん」「しゃっくり丸」の連載を持っていた。 まんが道にこの作品の紹介は無い。


[講談社・少年クラブ付録 奇巖城]
昭和32年2月1日発行。全64頁。単行本未収録
少年探偵「イシドル・トルレ」は、エーブル邸からの銃声を聴き駆けつけた。 賊に襲われた「エーブル伯爵」は無事であったが、家宝の名画が盗まれてしまっていた。そしてそこに「アルセーヌ・ルパン」のサインが残されていたのだ。 トルレ少年はさらわれたエーブル伯爵の娘「レイモンド嬢」の救出にルパンの潜む「奇巖城」に向かう。 ルパンはエーブル邸で銃に打たれた際、賊にもかかわらず手当てしたくれたレイモンドに好意を寄せていた。 そしてエーブル邸では決して幸せでは無かったレイモンドを連れ出す決心をしたのだ。 トレルはその事実を知りルパンに対する敵対心が揺らぐ。そして追って来た名探偵「シャーロック・ホームズ」とルパンの最後の戦いが始る。


川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-2000.10.08- 最終更新日-2000.10.08-

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