巨人の復讐

昭和32年、講談社・少年クラブ10月号の附録として発行される。
この頃の藤子不二雄は連載を持ち、毎月の様に別冊附録を描くまでになり”売れっ子”作家としての名声を取り戻していた。 この別冊附録の執筆中も、昨年から続いている「ぼくら」に掲載の「ロケットくん」は連載中であった。 鈴木伸一がアニメーターを目指して「おとぎプロ」に入社したのもこの年の10月である。まんが道ではこの作品の紹介は無い。 物語には「博士」の他に、「進二」と言う名の冒険少年も登場し、メアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン」の物語を藤子不二雄風にアレンジしている。 「巨人」とは言うまでもなくフランケンシュタイン博士によって作り出された人造人間の事である。


[講談社・少年クラブ附録 巨人の復讐]
昭和32年10月1日発行。全64頁。
単行本未収録
人造人間を作る為に、心血をそそぐ一人の天才科学者がいた。その名も「フランケンシュタイン博士」。 嵐の夜、実験は最終段階を迎え、人造人間に命を吹き込む為に博士は最後のスイッチを入れた。 しかしその時実験室は落雷に会い、人造人間は怪物として生れてしまったのだ。 醜く、人並みはずれた怪力を持つ彼は恐れられ、博士からは失敗作と虐げられた。 しかし人造人間として生み出された彼は人としての心を持ち、生きる権利があった。


川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1999.03.19- 最終更新日-1999.03.19-

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