しょうねんリンカーン

昭和32年、講談社・たのしい三年生10月号付録として発行される。
この頃藤子不二雄は数多くの読み切り別冊附録を手がけているが、 主に、講談社の学年誌には伝記や童話等の漫画化を、秋田書店・講談社の月刊の少年・少女・幼年向け漫画雑誌には、 オリジナルの剣士物、SF物をという風に描き分けている。 これは学年誌に描かれた伝記物であり、アメリカ第16代大統領「アブラハム・リンカーン」の少年時代を題材にしている。 内容は藤子不二雄風にみごとに漫画化されており、働く事の大切さや人の優しさの尊さを、「少年リンカーン」を通して伝えている。


[講談社・たのしい三年生付録 しょうねんリンカーン]
昭和32年10月1日発行。全80頁。
単行本未収録
今から140年前(明治31年当時)、リンカーンの4人家族は新しい土地にやって来た。 農業で生計を立てていた一家は貧しかったが、気持ちは誰よりも豊であった。 少年リンカーン「エブ」は、優しく勇敢で、最愛の母親の死にもめげずに立派に働き続けた。 ある日学問に興味を持ったエブはいろいろな本を読む為に町へと向かう。 しかしそこで黒人奴隷が物を売り買いする様に扱われているのを目の当たりにする。 そしてエブは誓った。偉くなり、不平等の無い自由な世界を作り上げる事を。


川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1999.07.16- 最終更新日-1999.07.16-

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