イラスト
(小説用)

SFの世界に造詣が深い藤子・F・不二雄は、多くのSF小説を片手に様々な空想の世界に思いを馳せていたに違いない。 そのアイディアやイメージは多くの藤子漫画、特にSF短編シリーズへと活かされている。 そして藤子・F・不二雄は秀逸なSF小説の世界を忠実に再現する仕事も手がけた。 「挿絵」として読み手に物語をより膨らませる作品群である。

発売中 絶版


二重太陽系死の叫び声(にじゅうたいようけいしのさけびごえ)−カバー・口絵・挿絵
遺骸を永遠に保存する為に、自らの死体をロケットと共に地球軌道にのせた「ジェイムスン教授」。 その後4千万年と言う途方も無い月日が流れた後、ロケットはゾル星人によって捕獲されジェイムスン教授の脳は蘇生する。 彼らは機械の体を手に入れ寿命が無い。楽しみと言えばこうして宇宙探索をして回る事だった。 彼らと同じ機械の体を与えられゾル星人となった教授は、郷愁を胸に地球を後にした。 そして、数多の危険と困難と興味の尽きない冒険が始まる事になる。
(「第一部 機械人21−MM392誕生! ジェイムスン衛生顛末記」より)

初出 S47.7.31日発行
早川書房 ハヤカワ文庫 ニール・R・ジョーンズ著
単行本 S47.7.31日 書き下ろし


放浪惑星骸骨の洞窟(ほうろうわくせいがいこつのどうくつ)−カバー・口絵・挿絵
どこからともなくやってきた天体はどの太陽系にも属さない惑星だった。 そして今、その惑星はある太陽系に向かって真っ直ぐ突き進んでいた。 ジェイムスン教授(今やゾル人として21MM−392と呼ばれている)らゾル人はこの惑星に興味を持ち地表に降り立って探索をはじめるが、 何とこの惑星は中ががらんどうであり、1つの穴からその内部へと落ち込んで行ってしまった。 そして、その後別のゾル人により、放浪惑星がこの太陽系の惑星と正面衝突する運命にある事を知った。
(「第三部 放浪惑星骸骨の洞窟の怪の巻き」より)

初出 S48.3.31日発行
早川書房 ハヤカワ文庫 ニール・R・ジョーンズ著
単行本 S48.3.31日 書き下ろし


惑星ゾルの王女(わくせいぞるのおうじょ)−カバー・口絵・挿絵
ゾル人となったジェイムスン教授は今や第2の故郷となったゾル星を訪れた。 惑星ゾルの王女ゾラはまだ機械化されておらず、生身の体の王女には恋人がいた。 一方ゾルは惑星ミュムとの関係は悪化していた。野心を持ったミュム人がゾルの力を利用し押さえつけ様としていたからだ。 そして王女ゾラの恋人ベクストはミュムに囚われて行ってしまう。 ゾラ乗せたゾル艦隊は強固な防御を誇るミュムへと突入する。そしてそこでベクストの死に直面したゾラは怒りに打ち震えた。
(「第一部 悲恋! 惑星ゾルの王女の巻」より)

初出 S49.2.28日発行
早川書房 ハヤカワ文庫 ニール・R・ジョーンズ著
単行本 S49.2.28日 書き下ろし


双子惑星恐怖の遠心宇宙船(ふたごわくせいきょうふのえんしんうちゅうせん)−カバー・口絵・挿絵
お互いの回りを公転し続ける双子惑星の1つドラシタップ。そこに住むエミテ人は、 もう1つの惑星セリメミーガーを目指して、遠心力と蒸気機関を動力とした遠心宇宙船を開発した。 しかしその宇宙船は相手の星に向かってがむしゃらに飛び続けると言う代物で、恐ろしく危険な宇宙旅行である。 そしてその船に乗ってセリメミーガーに流刑されたカムニオリーテンと出会ったジェイムスン教授を含むゾル人の一行。 彼らは無謀にも遠心宇宙船に乗り、ドラシタップへと向かったのだ。
(「第一部 双子惑星恐怖の遠心宇宙船の巻」より)

初出 S52.4.30日発行
早川書房 ハヤカワ文庫 ニール・R・ジョーンズ著
単行本 S52.4.30日 書き下ろし


氷になった男(こおりになったおとこ)−挿絵
転職を考えていた「ミズコール・サムサ」は面接試験を受ける事になっていた朝、氷になっていた。 考える事も話す事も聞く事も出来るのに、彼はただの冷たい立方体になっていた。 新しい仕事に意欲を沸かせていた彼は、「氷」にだって仕事が出来る事を証明してみせるんだと意気込み、 四角い体をどうにか動かして試験を受けに行く事を決意。 そして様々な苦難を乗り越え就職が決まった彼は、真空管になった男よりはもちろん、石になった男にも負けじと仕事に精を出したのだが。

初出 S52.5月号 セルフ出版 月刊小説マガジン かんべむさし著
単行本 未収録


宇宙兵ブルース(うちゅうへいぶるーす)−カバー・口絵・挿絵
根っからの農民のせがれ「ビル」は、持ち前の好奇心とおっちょこちょいな性格により宇宙兵として徴集されてしまう。 さらに持ち前の百姓根性とクソ真面目な性格により、宇宙的ヒーローになったかと思えば死刑囚になりかけたりもする。 宿敵「チンガー」との宇宙戦は果てしなく続き、自らが引き寄せた意図しない様々な苦難を乗り越えて行く。 そして「びびんちょ」ビルはもう誰にもそう呼ばせない程ぐんぐんとたくましくなって行き、肉体だけでなく魂までも宇宙兵として育っていった。

初出 S52.6.15日発行
早川書房 ハヤカワ文庫 ハリイ・ハリスン著
単行本 S52.6.15日 書き下ろし


資料協力<よね

川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-2001.04.01- 最終更新日-2001.04.01-

前ページに戻る先頭ページに戻る