時間旅行編

タイムトラベルは可能か否か!? 例え誰かが「ノー」と言っても藤子・F・不二雄はその真意を自ら確認するまで興味の矛先を向けるだろう。 「どうしたらタイムトラベルが可能であろうか?」「もしタイムトラベルが可能ならどうなっているだろうか?」 をテーマに時間と言う物を探求し続けるのではないだろうか。

発売中 絶版


自分会議(じぶんかいぎ)
越してきた部屋は見覚えのある部屋だった。子供の頃夢の中でへんなおじさんに連れてこられたのがこの部屋そっくりだった。 そのうち信じられない事に未来の自分が来た。次々と違う時代の自分が現れ、僕が今後どういう未来を選択するか討論となった。 そして、幼い頃の僕も意見を言う権利があると言う事になり無理矢理連れてきたのだが。

初出 S47.2月号
早川書房 SFマガジン
単行本 S52.12.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第1巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H12.8.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第1巻
H15.10.24 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」もう一人の自分編

ノスタル爺(のすたるじー)
30年ぶりに故郷に帰った太吉。過去この場所での事で太吉は無念の想いの中にいた。 そして何もかも懐かしいこの場所で、郷愁の想いのうちにその風景に飲み込まれていく様に彼は、あの時に呼び戻されて行った。 しかし30年も未来からきた彼の言動を誰もが正気とは思うはずもなく、気ぶれ者として土蔵に閉じ込められる事となる。 そう、幼い時いたあの爺さんの様に。

初出 S49.2.5日号
小学館 ビッグコミックオリジナル
単行本 S53.4.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第4巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.11.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第2巻
H2.10.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第2巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第3巻
H12.9.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第2巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

T・Mは絶対に(たいむましんはぜったいに)
タイム・マシンの開発は理論的には開かれていた。そしてそれに没頭する研究者はついに、タイム・トラベル・テレビを完成させていた。 そしてその実演として自分の夫人の映像を取り出そうとした。 ところがその瞬間、全ては無かった事になった。国家から個人レベルにおいて、誰にも知られたく無い秘密がある。 それがあるうちはタイム・マシンは絶対に完成を許されない宿命にあるのだ。

初出 S51.3月号
早川書房 SFマガジン
単行本 S52.12.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第1巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻

一千年後の再会(いっせんねんごのさいかい)
引き合う二人の心とはうらはらに、不幸にも千年の時間と千光年の距離に隔てられた二人。 方やタイムマシンの搭乗者として、方や無謀な宇宙飛行のパイロットとして。 そしてその二人が再び出会う事などとうていありえなく、一縷の望みも無かった。 しかし、その万に一つもありえない偶然が二人の間に起こったのだ。

初出 S51.4月号
奇想天外社 奇想天外
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H2.11.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

オヤジ・ロック(おやじろっく)
夏の日差しが照りつける中、オヤジ・ロックと言うどうしようも無い商品をかかえこみ、疲れ果てたセールスマンがいた。 その男の前にタイムマシンを扱っていると言うセールスマンが現れた。そして男は考えた。 「もし時間旅行が可能なら、売れない商品もタイムパラドックスを利用して売る事が出来る」 しかし、もちろんそんな夢のような道具があったとすればだが・・・。

初出 S52.7月号
早川書房 SFマガジン
単行本 S52.12.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第1巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H12.11.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第4巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

あのバカは荒野をめざす(あのばかはこうやをめざす)
ルンペンとして生活する俺は、あの時道をふみはずさなければという無念の思いにいた。 そしてその思いが、 どうしてそうなるかは分からないが確信のうちに27年前の世界に自分を呼び戻した。 そこにはまさに若かりし頃の「バカ」がいた。そしてそこで過去の自分に力いっぱい問い正す。 君の進もうとしている道は険しい。行く手は荒野だぞ!

初出 S53.1.10日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S57.8.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第5巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.12.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第3巻
H2.10.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第2巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第3巻
H12.11.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第4巻
H15.10.24 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」もう一人の自分編

あいつのタイムマシン(あいつのたいむましん)
2人は子供の頃タイムマシンを造る事を誓い合った。そして大人になってもその夢を捨て切れない男は、 既に家庭を持ち現実的に生きているもう一方の友人から心配されていた。 そしてついに、一日中部屋にこもり実験をし続けていた男は覚った。「機械なんてどうでもいい。信じる事だ」。 友人はあきれていた。しかし男はついにその時が来たのだと外に飛び出して行った。

初出 S54.12.11日号
双葉社 漫画アクション増刊
単行本 S57.5.9 双葉社 アクションコミックス「超兵器ガ壱號」
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H6.10.18 中央公論社 中公文庫「SF短篇集」第3巻
H13.1.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第6巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

タイムマシンを作ろう(たいむましんをつくろう)
大人になったら科学者になって、2人でタイムマシンを作ろうと誓い合った少年がいた。 しかし2人とも今ではあの頃は無邪気だったと笑うだけだった。 ところがそんな時、なんと未来から自分がやって来た。タイムマシンを作ったと言うのだ。 そして手柄を一人占めする為に、友人より先に今の自分にタイムマシンを作らせてしまった。

初出 S57.1.10日号
小学館 ビッグコミック
単行本 S57.8.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第5巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.12.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第3巻
H13.2.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第7巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

昨日のオレは今日の敵(きのうのおれはきょうのてき)
俺は漫画家だ。そして締め切りを遅らせているのにもかかわらず、全くアイディアが出ない。 麻雀の誘い等様々な誘惑に負けまいとしながらも、あろう事か何と寝てしまった。 せっぱつまった俺は昨日の俺が憎くてがむしゃらに部屋を駆けずり回った。すると驚いた事に過去に戻る事が出来たのだ! そして俺は昨日のどうしようも無い俺をたたき起こした。

初出 S57.11.4日号
講談社 コミックモーニング
単行本 S62.11.28 双葉社 アクションコミックス「SF★シアター」
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H6.10.18 中央公論社 中公文庫「SF短篇集」第3巻
H13.3.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第8巻
H15.8.15 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」時間旅行編

川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-2001.04.01- 最終更新日-2003.11.02-

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