<実録>
■ぼくはこの歳になって、まだ少年漫画を描いている‥‥−文
副題『戦後児童漫画私史』。
手塚治虫との出合い、映画付けの少年時代、デビュー、トキワ荘時代、テレビ・週刊誌との仕事、
スタジオゼロ、オバQ、青年漫画への進出、少年漫画への復帰までを書いている。
文章版「まんが道」といったところか。各章に藤本弘(藤子・F・不二雄)の簡単なコメントがある。
コメント量の差は、そのまま普段の口数の差と思ってくださいと藤子・F・不二雄。
他の作品と内容がクロスする部分もあるが、トキワ荘以後の出来事について読めるのは本書だけ。
また、藤子先生以外の漫画作品の状況や世相についても併せて語られており、
サブタイトル通り戦後の児童漫画史としても読むことができる。巻末には、戦後児童漫画年表が掲載されている。
| 初出 |
S50.5〜S51.7月号 |
TBS |
TBS調査情報
|
連載 |
| 単行本 |
S52.4.5 |
毎日新聞社 |
『二人で少年漫画ばかり描いてきた』 |
全1巻 |
| S55.9.25 |
文芸春秋 |
文春文庫『二人で少年漫画ばかり描いてきた』 |
全1巻 |
■二人で一人の漫画ランド−文
SF、変コレクション、チャンバラ、怪奇のテーマ別に先生のこだわりを紹介している。
藤子先生の漫画家になるまで、写真アルバム、同人誌の作り方、鈴木伸一による8ミリアニメの作り方、
藤子スタジオ紹介、アシスタントによる漫画の書き方などもあり、内容盛りだくさん。
また『マンガ株式会社(週刊少年サンデー増刊版)』『おれ夕子』『目のない舞姫』『大殺陣』『ヒゲ男』、
藤本先生が書いたハヤカワ文庫の挿絵も収録。
| 初出 |
S52.8.10日発行 |
広済堂 |
コミックパック |
単行本書き下ろし |
| 単行本 |
S52.8.10 |
広済堂 |
コミックパック |
全1巻 |
■トキワ荘青春日記−文
昭和29年20才の時から、昭和36年26才の時にトキワ荘を出るまでのでの6年間を綴った日記をまとめたもの。
トキワ荘時代については、『まんが道』や『愛…しりそめし頃に…』でも語られているが、
自分や仲間たちの言動や行動、購入したもの、執筆予定などが書かれている。当時の様子をくわしく知るならこの本。
ストーリーマンガとして作り直されている『まんが道』や『愛…しりそめし頃に…』などではわからない、
よりリアルなトキワ荘での生活を知ることができる。
昭和56年の単行本刊行時は、前後してNHKでドキュメンタリー「わが青春のトキワ荘」とフジテレビで「アニメ・トキワ荘物語」が放送され、
平成8年の単行本刊行時には、映画「トキワ荘の青春」が公開されている。
| 初出 |
S56.9.30日発行 |
光文社 |
カッパノベルズ |
単行本書き下ろし |
| 単行本 |
S56.9.30 |
光文社 |
カッパノベルズ |
全1巻 |
| H8.3.5 |
光文社 |
いつも隣に仲間がいた…/トキワ荘青春日記 |
全1巻 |
■たのむよ和代氏、もう一度しゃべって−文
脳内出血で倒れた妻を看病した藤子不二雄Aの'85年から'95年の日記をまとめたもの。
「和代氏」は、藤子不二雄A夫人の名前である。看病日記でありながら、終始筆致は明るい。
当初失語症になった妻と絵を使ったコミュニケーションを取るなど、漫画家藤子不二雄Aならではと思わせるエピソードもある。
また、50才代の藤子不二雄A先生の日々の生活も描かれており、その後の『まんが道』と読むこともできる。
| 初出 |
H8.4月号〜8月号 |
中央公論社 |
婦人公論 |
連載 |
| 単行本 |
H9.3.7 |
中央公論社 |
全1巻 |
制作-川路康裕-
制作協力-すばる-
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