<ドキュメンタリー>
■劇画 毛沢東伝
この作品はそれまでギャグ漫画を書いてきた藤子不二雄Aが、資料と格闘しながら挑んだという初めての本格ドキュメント作品。
エドガー・スノーの「中国の赤い星」を読み、毛沢東には以前から関心を抱いていたという。
限られたエピソード、セリフの中で描かれた毛は、非常に思慮深く慎重である。
まさに彼ならば革命という大事業を成し遂げえたと思えてしまう。
革命という大事業を成し遂げたと信じるにたる人物像を書き出しえたことこそがこの作品の評価と成功につながっているのではないだろうか。
| 初出 |
S46.1.2日号〜5.1日号 |
実業之日本社 |
漫画サンデー |
連載 |
| 単行本 |
S46.12.1 |
実業之日本社 |
|
全1巻 |
| H2.5.31 |
徳間書店 |
『毛沢東の長征 中華人民共和国の青春』 |
全1巻 |
■劇画毛沢東伝・革命への長征
毛沢東の死去後に描かれたダイジェスト版。
| 初出 |
S51.10.8日号 |
朝日新聞社 |
週刊朝日 |
読切 |
| 単行本 |
未収録 |
■冷血の記録<三光>
大平洋戦争、中国の戦場における人間の狂気を鋭く描いた作品。
三光作戦とは、殺しつくす、略いつくす、焼つくすという作戦のこと。
しかし本作品の内容はその告発ではなく、戦争という極限状態の中で我を見失っていく人間の哀れさに主眼が置かれており、
ドキュメント作品というよりはブラック短編に近い作品である。
| 初出 |
S46.2.24日号 |
少年画報社 |
ヤングコミック |
「殺光」 |
| S46.3.10日号 |
少年画報社 |
ヤングコミック |
「略光」 |
| S46.3.24日号 |
少年画報社 |
ヤングコミック |
「焼光」 |
| 単行本 |
未収録 |
■劇画・私の履歴書 負けてたまるか松平康隆
「科学的人間管理術」で、日本の男子バレーボールをミュンヘンオリンピック金メダルに導いた名監督松平康隆氏の伝記。
タイトルの「負けてたまるか」は欧州遠征で現地の新聞に「世界のスターと世界のクズ」と、
東洋の魔女と言われた日本の女子バレーと比較され一念発起するきっかけとなった松平氏の心情から。
『劇画 毛沢東伝』の1年後に書かれた作品。
『劇画 毛沢東伝』にくらべ33頁と少ないながら、名将松平氏の軌跡を十二分に描き出しており遜色ない。
| 初出 |
S47.2月号 |
講談社 |
月刊現代 |
読切/33頁 |
| 単行本 |
未収録 |
■プロジェクトPOS ある事業部の挑戦−「POS バイシクルに賭けたロマン!!」改題
ナショナル自転車事業部における画期的な直接注文システムPOS(パナソニック・オーダー・システム)の開発、導入、成功までの物語。
当時流行していたビジネス漫画の一つとして書かれた作品らしいが、凡庸なハウトゥー本ではない。
本編の核は新事業部長小本充氏が部下を心を動かし、工場全体を巻き込んで行く様を描いた人間ドラマである。
プロジェクトを進めていくための一つ一つの決断にドラマがあり、ぐいぐいと読み進めさせられる。
| 初出 |
S63.3.29日号〜S63.6.25日号 |
産經新聞社 |
夕刊フジ東日本版 |
連載 |
| 単行本 |
H1.5.25 |
中央公論社 |
中公漫画叢書 |
全1巻 |
■サドンデス
サドンデスとは、勝つか負けるかの最終勝負のこと。結果が全ての世界において勝敗が彼らの人生を決める。
だから負けても勝ってもそこにドラマが生まれる。
プロゴルファー猿によく言葉が引用された帝王ジャック・ニクラウスを初め、
ジャンボ尾崎、青木功など国内外の15人のスーパープレイヤーたちの人生を決したプレイの一瞬を描いている。
なお、シナリオはゴルフライターの中川一省氏に協力を仰いでおり、
また単行本の巻末には藤子不二雄Aと青木功の対談がある。
| 初出 |
H3.3月号〜H4.4.22日号 |
集英社 |
スーパージャンプ |
連載/8頁/4色 |
| 単行本 |
H4.5.13 |
集英社 |
スーパージャンプコミックスデラックス |
全1巻 |
制作-川路康裕-
制作協力-すばる-
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