■ビリ犬
空跳ぶイヌ、ケン族のビリケンとガリケンがタツオくんのウチにやってきた。
ちょっとずうずうしい二匹だが、とぼけたところもあって憎めない。この作品の魅力は耳で空を飛べることだろう。
すいすいと空を跳ぶ様は、のびのびとした当時の筆致と相まって、気持ちがいい。
作風は極めて明るく、同時期の他の作品にあるブラックやナンセンスのテイストは薄い。
作風やタツオの年齢を考えると、藤子不二雄A幼年まんがの元祖といえるかもしれない。S63年にテレビアニメ化もされている。
| 初出 |
S44.1月〜10月 |
講談社 |
ぼくら |
オリジナル版/連載 |
| S63.7月〜H1.3月 |
小学館 |
月刊コロコロコミック |
リバイバル版/連載 |
| 単行本 |
S63.8.25 |
小学館 |
てんとう虫コミックススペシャル |
全1巻 |
| H1.8.25 |
小学館 |
てんとう虫コミックス |
全1巻 |
| H3.1.9 |
中央公論社 |
藤子不二雄ランド |
全1巻 |
■ビリ犬 なんでも商会
H1年、アニメのテコ入れにともなって連載された。ビリケンとガリケンは、居候代を稼ぐため商売を始める。
しかし同じく耳で空を跳べるケン族の宿敵ニャン族の大使ドン・ニャーン、とその部下トララが何かと邪魔をしてくる。
| 初出 |
H1.4月〜10月 |
小学館 |
月刊コロコロコミック |
連載 |
| 単行本 |
H3.1.9 |
中央公論社 |
藤子不二雄ランド『ビリ犬』 |
全1巻 |
■マボロシ変太夫
ナンセンステイストの生活ギャグまんが。変太夫(へんだゆう)は、パラソルを持っていて、いつも鼻水をたらしている。
のちのパラソルへんべえの原型らしい。
| 初出 |
S46.32号〜S47.12号 |
少年画報社 |
週刊少年キング |
連載 |
| 単行本 |
S56.11.20 |
大都社 |
スターコミックス |
全2巻 |
| H1.6.23 |
中央公論社 |
藤子不二雄ランド |
全2巻 |
■鳥人くーん
鳥が大好きな少年トリオくん。部屋も鳥でいっぱい。
いつか鳥のように空を自由に飛んでみたいと思い、九官鳥の黒ベエと空を飛ぶ練習を重ね、
ある日ついに空を飛べるようになり、ペットの鳥たちと力を合わせ、鳥人間のかっぱらい「ハゲタカ魔人」を撃退する。
| 初出 |
S47.夏休み増刊号 |
潮出版社 |
希望の友 |
読切 |
| 単行本 |
S53.11.20 |
潮出版社 |
希望コミックス『ポコニャン』 |
上巻 |
| S63.7.25 |
中央公論社 |
愛蔵版『ブラックユーモア短編集』 |
第1巻 |
■オカルト勘平
おじいちゃんのうちに遊びに行く途中で、正太くん一家の車にヒッチハイクで乗ってきた謎の少年、オカルト勘平。
彼は魔物払いの修行のため、旅をしているという。その晩、正太くん一家は、
道に迷い魔物が支配する街に泊まってしまい、正太くんは、黒ミサの生けにえにされそうになってしまう・・・。
当時のオカルトブームを反映した作品。怪物くんでは友達だった吸血鬼や怪物たちが、
この作品では、退治するものとして登場する。
前年の昭和48年に公開された悪魔払い師が主人公のオカルト映画『エクソシスト』がモトネタのようだ。
また福原学主演で平成3年に2回テレビシペシャル(実写)化されている。
| 初出 |
S49.9.9日号 |
少年画報社 |
週刊少年キング |
読切 |
| 単行本 |
S63.7.25 |
中央公論社 |
愛蔵版『ブラックユーモア短編集』 |
第1巻 |
■オヤジ坊太郎
スキンヘッドにチョビヒゲをはやしたおかしな小学生の坊太郎。
しかし、頭のてっぺんの毛を引っ張ると、髪と背丈がのびて大人に大変身!
ホテルに住む大金持ちのプレイボーイとなって生活を楽しむ。
友達の純子ちゃんたちが困ったときは、黙って助けるいいところもある。
大人向けに書かれた『無名くん』の少年版だが、大人になって好き放題やってみたいという子供の願望とうまく重なり、
独自の魅力を放つ作品。
| 初出 |
S50.7号〜S51.36号 |
少年画報社 |
週刊少年キング |
連載 |
| 単行本 |
S50.12.10 |
大都社 |
スターコミックス『オヤジ坊太郎』 |
全2巻 |
| S52.2.10 |
双葉社 |
パワァコミックス『新・オヤジ坊太郎』 |
全4巻 |
| H2.1.12 |
中央公論社 |
藤子不二雄ランド『オヤジ坊太郎』 |
全2巻 |
制作-川路康裕-
制作協力-すばる-
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