昭和31年、講談社・少年クラブ夏の大増刊号ふろくとして発行された「忍術空手島」に所収。
幼少の頃から銀幕の世界のとりこであった藤子不二雄だが、もちろん西部劇にも憧れの眼差しが向けられていた。
売れっ子漫画家としてこの年、宇宙を舞台にした「ロケットくん」、時代劇「光公子」の2本の連載の中で西部劇が描かれる事になる。
そして昭和27年、足塚不二雄としてのデビューを飾った「西部のどこかで」も西部を舞台にした物語であった。
藤子不二雄の手がける3作目の西部劇はよりドラマ性も増し、その世界は1つのジャンルとして確立する事になる。
■講談社・少年クラブ・ふろく 白馬の王者 ローン・レンジャー
昭和31年8月15日発行。全48頁。B6判。単行本未収録。
「ローン・レンジャー」。彼がどこから来るのかは誰も知らない。
しかし一度不正が栄えれば、従者の「トント」と共に現れ悪を倒しまた何処かへ去って行くのだ。
そして今日も「ラミレス」と偶然居合わせた「ジム」が襲われる所に駆けつけた。
ところがジムの父親「キルゴア」こそが治安を乱す張本人であり、それを暴く為に使わされたのがラミレスだったのだ。
キルゴアの悪巧みを防ごうとするローン・レンジャー。スパイとして敵深く潜り込んだラミレス。
父の野望を知ってしまった少年ジム。果たしてこの荒野に平和は訪れるのだろうか。
制作-川路康裕-
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