■換身(かんしん)
海野五郎は連れ去られた。そして魔土災炎の作り出した魂を交換する薬により、老い先短い暴力団の組長と身体を交換させられたのだ。 俺は戸惑った。俺が俺では無いからだ。ガールフレンドのみどりさんも俺の身体が俺では無い事に驚いた。 騒動になる事を恐れた暴力団の組長は、邪魔な自分の体を始末しようとした。そしてその時また、魂の交換が起こったのだ。
初出 S47.9月臨時増刊号 早川書房 SFマガジン
単行本 S53.2.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第3巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.11.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第2巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H12.8.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第1巻

■おれ、夕子(おれゆうこ)
身の回りに不可解な事が起こりはじめた。朝起きると夕子の物を身につけていたりしたのだ。そして死んだはずの夕子を見かけたと言う者も現れた。 幼くして夕子を失った科学者の父は、その発明により彼女の好きだっ俺を、俺が寝ている間だけ夕子と細胞ごと取り替えてしまっていたのだ。 そして父は最愛の娘夕子と、俺の体を借りてまた会うことが出来た。
初出 S51.4.15日号 小学館 週刊少年サンデー増刊
単行本 S59.7.25 小学館 てんとう虫コミックス「少年SF短編集」第2巻
S62.3.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第2巻
H元.5.19 中央公論社 藤子不二雄ランド「少年SF短篇」第4巻
H8.5.20 小学館 コロコロ文庫「少年SF短編集」第2巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻

■俺と俺と俺(おれとおれとおれ)
自宅に帰ると俺そっくりな人物がいた。どうもそいつは俺らしい。俺がいきなり俺達になってしまったものだから事態は相当にややこしい。 俺達は冷静にどうして俺が俺達になったのかを考えた。そして答えが見つかった。そこには俺を俺達にする物があった。 そして俺達はもう1人の俺を暖かく迎え入れる事にした。
初出 S51.7.18日号 小学館 GORO
単行本 S53.4.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第4巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.11.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第2巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻
H15.10.24 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」もう一人の自分編

制作-川路康裕-
前ページに戻る
先頭ページに戻る