■ミラクルマン(みらくるまん)
課長を殺したのは俺だ。心の中でくたばれくたばれと呪ったからだ。そうだ俺には奇跡を起こす力がある、俺はミラクルマンなんだ。 木関は思いつめた後、興奮しながらそう叫んだ。そして今までの奇跡の数々を話始めた。 郷里はその事全てが合理的に説明出来ると言った。木関の奥さんもそんなユメの様な話と言った。 そしてやがて木関は妄想から介抱された・・・。奇跡が通じないこの世にあっては。
初出 S48.11.25日号 小学館 ビッグコミック
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H12.9.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第2巻
H15.9.19 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」スーパーパワー編

■幸運児(こううんじ)
父親が行方不明のまま生れた子供は一見不幸に思えた。母親は死をも考えた。 ところが、その病院において千人目の子供として一切の費用を病院が持ってくれると言う。 その時父親は突然帰って来る。ふらっと入ったパチンコ屋で10万人目の客になり景品をどっさりかかえて。 そう、その子供こそ人類誕生から3百80万年。1千億人目の新しい命だった。
初出 S51.4月号 早川書房 SFマガジン
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H2.11.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻

■ぼくは神様(ぼくはかみさま)
神山少年はいつでもツイていた。それは昔からの事で、最近少年は「ひょっとして僕は」と思う様になっていた。 その運の良さは偶然の範囲を超えていた。何でも彼の都合の良い様に事が運び、考えた事は実現した。 もはや疑いは無い。ぼくは神様だ…。 少年はその自分の力を自分勝手に使いはじめた。もう怖い物は無い。自分の力を誇示する様になった。 そして彼は、孤独になった。
初出 S52.9月号 朝日ソノラマ マンガ少年
単行本 S54.1.15 朝日ソノラマ サンコミックス「宇宙人」
S62.3.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第2巻
H元.2.17 中央公論社 藤子不二雄ランド「少年SF短篇」第2巻
H6.10.18 中央公論社 中公文庫「SF短篇集」第4巻
H12.11.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第4巻
H15.9.19 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」スーパーパワー編

制作-川路康裕-
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