■コロリころげた木の根っこ(ころりころげたきのねっこ)
ある日ウサギが木の根っ子にぶつかり、猟師は自ら手を下す事なく獲物を手に入れた。 それ以来猟師はただひたすらウサギが木の根にぶつかるのを待ち続けたという。 亭主関白を通り越して自分勝手で暴君な夫を持った妻は、愛されていると思っていた夫の心境に反して、 自ら手を下す事無く夫が病気や事故で死ぬのを待ち続けた。
初出 S49.4.10日号 小学館 ビッグコミック
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H9.12.1 小学館 ビッグコミックススペシャル「ビッグ作家究極の短編集」
H12.9.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第2巻

■やすらぎの館(やすらぎのやかた)
張り詰めたストレス社会のオアシス「やすらぎの館」。各界のトップクラスのメンバー達が訪れていると言うその館では、 誰もが子どもに帰り、現実から離れ、母親の愛情に包まれる世界。 大会社の社長も会社経営に悩まされるうちに精神的疲労を指摘され、試しにやすらぎの館を訪れる事になる。 そして彼は幼さを取り戻して行った。
初出 S49.12.10日号 小学館 ビッグコミック
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H2.10.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第2巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H9.12.1 小学館 ビッグコミックススペシャル「ビッグ作家究極の短編集」
H12.9.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第2巻

■女には売るものがある(おんなにはうるものがある)
しょぼくれたオヤジは路地で売春婦に出会いホテルに動向した。 男はそこで豪然と振る舞う。女はそれに従う。その時現場に警察が乗り来んだ。 男は家内、いや主人には内緒にしてくれと謝り、 女は今日の女性上位を勝ち取るまでの血と汗の苦闘の歴史を逆行させたとののしられ、売権防止法違反で送検された。
初出 S51.8.1日号 小学館 ビッグコミック増刊
単行本 S57.8.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第5巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.12.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第4巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻

■並平家の一日(なみひらけのいちにち)
日本人の平均化・画一化が指摘される中で、それを体現している一家があった。 「並平兵順」45歳会社員。意識は中流の中。妻「凡子」、長女「中江」、長男「均」の4人家族。 彼らの行動は日本人の全ての平均であり、そしてそれに目をつけ設立された「メダカ機関」は 彼らを観察する事により次の日本のモデルを先取りしようと考えた。
初出 S53.8.10日発行5号 学習研究社 SFファンタジア風刺編
単行本 S57.8.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第5巻
S63.5.25 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第3巻
H元.12.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第4巻
H12.12.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第5巻

制作-川路康裕-
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