■ミノタウロスの皿(みのたうろすのさら)
未踏の宇宙空間で乗員1人を残して死亡。水も食料も底をつき絶望の中、奇跡的に酸素のある星に不時着した。 その星には文明があり、助かった、彼はそう思った。 しかしそれも束の間だった。この星の住人は支配者である牛に似た人類と、人類に飼われていた人に似た家畜だったのだ。 そして彼となんら変わらない家畜である人は、牛に食べられるために生まれてくるのであった。
初出 S44.10.10日号 小学館 ビッグコミック
単行本 S52.12.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第1巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H2.11.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第1巻
H9.12.1 小学館 ビッグコミックススペシャル「ビッグ作家究極の短編集」
H12.8.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第1巻
H15.5.23 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」大宇宙編

■イヤなイヤなイヤな奴(いやないやないやなやつ)
人は共通の敵を持つとおのずと結束する。そんな習性を利用して自らが悪者になり、秩序を保つ。 宇宙船内での共同生活では精神的に過酷な環境を強いられ、同じ搭乗者同士の争いが絶えなくなる。 どんな些細な事でも気になり押さえられなくなってしまうのだ。 そんな中、航行を成功させる為に体を張ってイヤな役を演じる男がいた。宇宙時代を迎えた人類の新たなビジネスである。
初出 S48.4.10日号 小学館 ビッグコミック
単行本 S53.4.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第4巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.11.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第2巻
H2.11.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第3巻
H12.8.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第1巻

■老雄大いに語る(ろうゆうおおいにかたる)
サミュエル・クリンゲライン、52歳。宇宙局長自信がパイロットになりプロジェクトを推進する事は前代未聞だった。 しかし、彼にはその役割に着く事を駆り立てる理由があった。 2年余りの航海の後、ついに有人探査機は冥王星に降り立った。 そして、地球から送られてきた夫人の映像を前にして、普段無口な彼は日頃の思いをこの瞬間を待っていたとばかりにぶつけたのだ。
初出 S51.6月号 早川書房 SFマガジン
単行本 S53.1.15 小学館 ゴールデンコミックス「異色短編集」第2巻
S62.2.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第1巻
H元.10.10 小学館 小学館叢書「異色短編集」第1巻
H2.11.3 中央公論社 藤子不二雄ランド「異色SF短篇」第3巻
H7.8.10 小学館 小学館文庫「異色短編集」第2巻
H12.10.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第3巻

■宇宙人(うちゅうじん)
異星人文明を探求する「オデッセイ計画」。この膨大な予算をも食いつぶす試みは人類の持つ探求心とは別に、実行されなければならない理由があった。 人類は必然と言う理由により絶望への道を歩んでおり、その必然を乗り越えて生き長らえた高度な知性を探さねばならなかったからだ。 そして我々はついに人類の存在する星を発見した、しかしそこには人類が探していた答えは見つからなかった。
初出 S51.12月号 朝日ソノラマ マンガ少年
単行本 S54.1.15 朝日ソノラマ サンコミックス「宇宙人」
S62.3.20 中央公論社 愛蔵版「SF全短篇」第2巻
H元.1.20 中央公論社 藤子不二雄ランド「少年SF短篇」第1巻
H6.10.18 中央公論社 中公文庫「SF短篇集」第3巻
H12.11.20 小学館 「SF短編PERFECT版」第4巻
H15.7.18 小学館 My First Big「藤子・F・不二雄短編集」地球の行方編

制作-川路康裕-
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