■夢の41 いく人くる人
2002.11.12日号
モノクロ22頁
静養のため帰省するテラさんを上野駅で見送ったトキワ荘メンバーは、その足で上野動物園に行く。
するとそこにかつて新漫画党に在籍していた坂本三郎がいたのだ。彼はすでに漫画家を辞めていた。
締め切りに追われる中で不本意な作品を描く事に疑問を持ち、ペンを置いてしまったのだ。
同じ夢を持つ仲間として知り合ったにもかかわらず、別々の道を行く事になった。
満賀は自分があとどれだけまんが道を続けられるか激しい不安にかられた。しかし先の事を考えてもしかたない。
新しくまんが道を歩き始める若者もいる。行く末の不安を振り払って机に向かった。
■夢の40 健康保険制度
2002.9.12日号
モノクロ22頁
テラさんが突然倒れた。その直前に新漫画党としてどうしていくかを話し合い、他の漫画に負けないように全員で気勢を上げたばかりだった。
そして病院に運ばれたテラさんのために、新漫画党で作った保険制度を適用する事に決めたのだ。
そのお金を病院に届けに行くと、そこにはテラさんのお姉さんがいた。そして弟は見た目のわりには神経が弱くムリして頑張っているのではと教えられ、
結局お金は受け取らなかったのだ。満賀は保険金の入った封筒を持ってトキワ荘へ戻った。
そしてテラさんのいない暗い部屋を見て、彼のいないトキワ荘はとても頼りない感じた。
■夢の39 ギャグの花開く
2002.7.12日号
モノクロ22頁
その日の深夜、気付くと赤塚氏の部屋の明かりがついてた。彼ははじめてのギャグ漫画「ナマちゃん」を手がける為に起きていた。
するといつもは手伝わす立場の石森氏が赤塚氏を手伝おうとやって来た。
部屋に戻って一度は布団に入っていた満賀であるが、2人の姿に触発されて新連載の「コルト・ピースメーカー」にとりかかるのだった。
そしてある日、満賀が机に向かっていると陽気な赤塚と石森が訪ねて来た。なんと穴埋めの為に書いた漫画が連載に決まったのだ。
その日トキワ荘の仲間たちが集まり、赤塚氏を囲んでお祝いのチューダーで乾杯したのだ。
■夢の38 ペンタッチ
2002.5.12日号
モノクロ22頁
「わが名はXくん」は、クラスでパッとしないコがマスクのパワーで大活躍する姿が読者の共感を呼び、人気第1位に踊り出た。
それはスーパーヒーローでは無い身近な主人公の、新しい満才茂道漫画の第1歩だった。
気分上々の満賀はその続きをスラスラと描き、自らのペンタッチに酔いしれた。
その時手塚治虫がトキワ荘を訪ねて来る。迎えた満賀と才野は描き損じ原稿のスクラップをもらう。
そして2人はそのページを開き、そのスクラップブックにただただ見とれ、
そして描き損じであるはずのその原稿と自分のそれとの間に天と地ほどの差があるとを感じ満賀は恥じた。
■夢の37 結婚披露パーティー
2002.3.12日号
モノクロ22頁
満賀と才野、トキワ荘のメンバーは永田竹丸氏の結婚披露パーティーに出席していた。
大御所漫画家も出席し盛大でおめでたい雰囲気の中、満賀自身はいつか訪れるかもしれない自分の結婚について考えていたのだ。
パーティで芳賀まさおや小鷹さんに会った満賀はトキワ荘の部屋に戻ると、以前の芳賀まさお宅での事を思い出しながら金魚ねぷたを作った。
そしてねぷたに明かりを灯して才野に見せに行こうとした時、突然そこに小鷹さんが現れ2人ケーキを食べながらひと時を過ごす事になったのだ。
その夜満賀は、自分と小鷹さんが結婚式を挙げている夢を見ていた。
■夢の36 試写会
2002.1.12日号
モノクロ22頁
ロケを終え、満賀と才野は撮影の内容に満足していた。
そんな中トキワ荘に講談社の学年誌の編集者が尋ねて来た。
そしてなんと2つの新連載の執筆を満賀道雄と才野茂それぞれに指名した。
編集側では2人を別々の漫画家と認識していると言うのだ。
2人は戸惑う。それもそのはず、お互いは個性やタッチの違いを認識しつつそれを認めようとしていなかったのだ。
しかしその依頼をその日のうちに受ける事を決めた。満才茂道がもっと忙しくなる事に喜びを感じていたのだ。
1週間後「ガン・ロックの決斗」の試写会が上映された。トキワ荘の夜はいつまでも終わらなかった。
制作-川路康裕-
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