■HOLE NO.12 ツキもゴルフのうち!
1999.12.10日号
モノクロ24頁
第2ホールのピンチにギブアップをうながされるも、決して勝負を諦めるような猿ではなかった。 しかし、猿の渾身の一打は無情にもカップの縁にはじかれて底を鳴らす事は出来なかった。 不利な戦いの中、かおりは猿にゲームの中止を求めるが、闘志に燃えた猿はそれを退け次のホールへと進んだ。 向かえた第1打を外したミスター・シンシンに対して、猿のボールはミスター・シンシンのボールにぶつかり幸運にもカップに吸い込まれた。 強者は運をも見方にする。コースの全貌を全く知らず大きなハンディを背負った猿は、ツキを見方にしてそのハンディを克服した。
■HOLE NO.11 絶体絶命!
1999.11.10日号
モノクロ24頁
バンカーに生い茂ったラフからの難度の高いパッティングだったが、運も手伝ってか、猿はみごとボールをカップへと沈めた。 それに比べてコースを知り尽くしたミスター・シンシンのボールは打ちやすい場所に転がっていた。 その不公平さを指摘し勝負をやめるように持ち掛けた香織だったが、猿はそれを制した。 これは勝負だ。勝負は相手に有利な情報を知らせるほど甘くない。 猿はそんな事はもちろん分かっていたし、それを逆に楽しんでいるかの様でもあった。 しかし再び猿の前に立ちはだかる難コースは、猿を絶体絶命のピンチへと陥れた。
■HOLE NO.10 マコンデ
1999.10.10日号
モノクロ24頁
猿の噂はもう伝わっていた。ゴルフショップのオーナーは自己紹介もしない猿の名を呼び、パッティング勝負を持ち掛けて来た。 そして彼、ミスター・シンシンと猿との31000ドルをかけたゲームは始る。 エレベーターに乗り地下パッティングコースへ降り立った猿は、そのオドロオドロしいコースの雰囲気に思わずうなった。 もはやこれはゲームでは無く戦いだ。そう感じていた。 マコンデの奇妙な像が見つめるホールでの第一打の猿のボールの前には、グリーンにもかかわらず深いラフが茂っていた。 しかし猿は次の一打を迷わずカップへ向けて打った。
■HOLE NO.9 フリーウェイ
1999.9.10日号
モノクロ24頁
弱肉強食の国アメリカ。ここでは常に飢えた猛獣どもが牙を剥き罠をしかけて潜んでいる。 アフリカのジャングルさながら、食うか食われるかの戦いが日常茶飯事の様に起こるのだ。 野生児猿はこの厳しい環境の中でさらにたくましく成長していた。 取材陣に襲い掛かった暴漢共を、猿はたくみな身のこなしでノックアウトさせたのだ。 ここアメリカはチャンスも多いがリスクも多い。生きて行く為には自らを守るすべを知らなければならない。 そして猿は影のトーナメント会場に到着するのだが、ゴルフショップで猿は突然パット勝負を持ち掛けられた。
■HOLE NO.8 危険なハイウェイ
1999.8.10日号
モノクロ24頁
猿は自らキャディーの座を降りた。それは、ライツがすでに猿無しでも本来のゴルフを取り戻しているという事もさておきながら、 猿自身キャディーとしては無く、プロのゴルファーでもあるからであった。 しかも猿が次に参加するツアーは、普通のツアーとは異なり影のプロゴルファーが秘術を尽くして死闘する「シャドウトーナメント」だというのだ。 そして香織ら記者達は猿の取材をすべく一緒について行く事になる。 しかしそのトーナメント会場に行く途中でとんでも無い事態に遭遇する事になろうとは、 アメリカ初心者の記者達には予想だにしなかった。
■HOLE NO.7 ライツ新生!!
1999.7.10日号
モノクロ24頁
ゼップ兄弟は呼吸を乱し、同時にスコアも伸び悩んだ。それとは対照的に、ライツは自身溢れるプレーで驚異の快進撃を続ける。 その野生的な風貌の男は一人のゴルファーを再生へと導き、正に一体化していた。 コースの起伏を見定めてゴルファーと共に戦略を立てるのがキャディの仕事だが、 時にはゴルファーの感情の起伏までをコントロールしなければならないのだ。 ところが、ライツがハーフをプレイし終えた時猿は突然姿を消した。 代わりにライツのバッグをかつぐ事になったのは、一度キャディの座を降ろされたビルであった。

制作-川路康裕-
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