平成6年9月18日から平成年10月18日まで刊行。全4巻。文庫判。中央公論社・中公文庫。
そのSFの数々は、誰にでもわかりやすく丁寧で、 簡潔で明瞭で小気味良く、壮大で深淵で意味深く、時代をテーマを先取りし、 漫画であり予言書であり科学書であり、時には夢を時には訓戒を与えられ、 何度繰り返して読んでも飽きの来ない傑作揃いである。

■SF短篇集 第1巻 創世日記
核兵器の脅威が我が身に降りかかる事など、なかなか信じられる事ではない。 しかし、だんだんと起こるとも限らない事態にそなえなければならないと思う様になり、 現代版ノアの箱船「マイ・シェルター」の購入を本気で考える様になる。
(紹介文は、「マイ・シェルター」)
「マイ・シェルター」「創世日記」「いけにえ」「街がいた!!」 「老年期の終り」「うちの石炭紀」「みどりの守り神」収録
■SF短篇集 第2巻 メフィスト惨歌
なんとも現実的で、人間じみている悪魔メフィスト。 今日もまた願いをかなえる事と引き換えに、 死後に魂を差し出す契約を結ぶために人間に振り回され翻弄する。 悪魔も時には使いようである。
「メフィスト惨歌」「倍速」「マイホーム」「侵略者」「マイロボット」 「テレパ椎」「ユメカゲロウ」「裏町裏通り名画館」「有名人販売株式会社」 「殺され屋」収録
■SF短篇集 第3巻 超兵器ガ壱號
信仰薄きこの世の中において、神様の役割もなくなりつつある。 物は十分にあり豊かな暮らしの中では、とても神様を信じる気にはなれない。 しかし現代において忘れ去られようとしている神様が、 そんなありがたみを今一度人間に思い出させようとする。
(紹介文は、「福来たる」)
「超兵器ガ壱號」「福来たる」「神さまごっこ」「影男」「昨日のオレは今日の敵」 「あいつのタイムマシン」「耳太郎」「宇宙人」収録
■SF短篇集 第4巻 ぼくは神様
運やツキは人々に平等に与えられているはずである。 しかしたまに、それらを思うように操る力を持つ人間が存在する。 ただし何でも自分の思う様になる力を持つ者は、 よほどしっかりしていないとその自分の力に押しつぶされる事になるだろう。
「ぼくは神様」「征地球論」「求む! 求める人」「旅人還る」 「ぼくの悪行」「考える足」「白亜荘二泊三日」「ベソとこたつと宇宙船」収録

制作-川路康裕-
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