わかとの

昭和39年10号、14号から47号まで「サンスケ」として、講談社・週刊少年マガジンに連載。
登場サブ・キャラクターの「わかとの」人気に押され、 「わかとのさま」のタイトルで昭和40年新年特大号に同じく週刊少年マガジンに読切り掲載。
その後「わかとの」として昭和40年2号、11号、15号から31号まで同じく週刊少年マガジンに連載される。
風呂屋の息子「サンスケ」が、徳川家のあととり息子のばか殿ならぬ「わかとの」相手に大奮闘。 少年お茶の間ギャグとして、「オバケのQ太郎」や「忍者ハットリくん」と同時期に描かれた先駆的作品。

続刊 完結 絶版・品切 その他


[秋田書店・サンデーコミックス わかとの]
昭和43年11月30日から昭和51年11月5日まで刊行。全巻。新書判。
現在絶版している。
わんぱくでたくましい風呂屋の息子「サンスケ」のする事なす事に、大金持のお坊ちゃま「わかとの」がいつでも対抗する。 かわいい「ミヨちゃん」、いたずらっ子の「ぜい六」、その他楽しいキャラクターがギャグを盛り上げる。 ドタバタの中に人情味があふれていて、藤子漫画の魅力が十二分にある。

[中央公論社・藤子不二雄ランド わかとの]
平成元年2月17日から平成元年4月28日まで刊行。全巻。B6判。
現在絶版している。
サンデーコミックス版にあった数話の未収録も収録した、完全版「わかとの」。
なんでも挑戦するサンスケに対抗し、頭の弱い「わかとの」に、 いー格好してもらおうと徳川家13代目のお庭番「ハッタリ心臓」がてんてこ舞い。 そのやりとりが可笑しくてたまらない。「ハッタリ心臓」の苦労は報われるのか?

[双葉社・パワァコミックス 怪人わかとの]
昭和51年10月25日刊行。全巻。新書判。
現在絶版している。
「サンスケ」はめっきり登場しなくなり、「わかとの」の怪人ぶりを強調した「わかとの」の為の作品、「怪人わかとの」。 以前の間抜けな感じから奇人・変人・怪人としてのわかとの行動がオチになっていて、 ナンセンスギャグ漫画として生まれ変わっている。しかし単なるドタバタ劇ではない藤子漫画の面白さは忘れていない。

[中央公論社・藤子不二雄ランド 怪人わかとの]
平成元年5月26日刊行。全巻。B6判。
現在絶版している。
本物の蝶を蝶ネクタイにあしらい、フランスパンの靴をはき、超音波を発し、 奇想天外な様々な発想はまさに「怪人」。予想もつかない自由な「わかとの」の行動が羨ましくもある。 それでも彼は人の子。泣いたり怒ったり笑ったり。そんな魅力的なキャラクターに思わずほのぼのしたりもする。

[ブッキング・藤子不二雄Aランド わかとの]
平成15年11月12日から平成15年12月12日まで刊行。全巻。B6判。
藤子不二雄Aランドの中もっとも古いギャグ漫画が「わかとの」「フータくん」「忍者ハットリくん」である。 そしてこの3作品は全て昭和39年から連載がスタートしている。
わかとのの作品の中では、いつも前向きで明るくめげない逆境でも決して落ち込むことの無い精神が貫かれている。 それが読むものをいつの間にか楽しくさせている。そんな魅力が詰まっている。

[ブッキング・藤子不二雄Aランド 怪人わかとの]
平成15年12月28日刊行。全巻。B6判。
パワァコミックス、藤子不二雄ランドの「怪人わかとの」と同内容。 昭和43年に講談社のぼくらに1年間連載された新しいわかとの。画風もより大胆ではっきりとし近年のものに近くなっている。
行き先々で次々と事件を起こし、事件はどんどんと面白い方向にズレていく。 そんな破天荒な展開は読み手に書き手の楽しさが伝わってくるようだ。


川路 康裕 (Yasuhiro Kawaji) info@ffgallery.com

新規掲載日-1997.04.11- 最終更新日-2003.12.27-

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